はじめに
「しっかり寝ているのに疲れが取れない」
「朝がとにかくつらい」
「ストレスに弱くなった気がする」
こうした不調が続いている場合、
副腎皮質ホルモンの働きの低下が関係している可能性があります。

副腎は腎臓の上にちょこんと乗っている小さな臓器ですが、

・ストレスへの対応
・血糖値や血圧の維持
・炎症や免疫のコントロール
など、生命維持に直結するホルモンを分泌しています。
腸もみ整体の現場でも
「胃腸を整えてもなかなか疲れが抜けない」
「自律神経ケアをしても回復が遅い」
そんな方を深くみていくと、副腎の疲労が背景にあるケースは非常に多いです。
この記事では
・副腎皮質ホルモンの役割
・弱っている時に現れやすいサイン
・腸もみ整体師の視点での具体的な対策をわかりやすく解説します。
主な副腎皮質ホルモン
副腎皮質から分泌されるホルモンは主に 3 種類あります。
①コルチゾール(糖質コルチコイド)
最も重要で、「ストレスホルモン」とも呼ばれます。
主な働き
・ストレスへの適応
・血糖値の維持
・抗炎症作用
・免疫の調整
血圧の維持コルチゾーは
・朝に多く分泌されて体を目覚めさせる
・ストレス時に血糖値を上げてエネルギーを確保するという役割があります。
慢性的なストレス状態が続くと、
コルチゾールを出し続けることで副腎が疲弊し、
必要な時に分泌できなくなってしまいます。
②アルドステロン(鉱質コルチコイド)
体内の水分と電解質バランスを保つホルモンです。
主な働き
・ナトリウムと水分の保持
・カリウムの排泄
・血圧の調整
アルドステロンが不足すると
・血圧が下がる
・立ちくらみが起きやすい
・脱水傾向になる
といった症状が出やすくなります。
③ アンドロゲン(性ホルモン前駆体)
副腎由来の性ホルモンで、特に女性にとって重要です。
主な働き
・活力・やる気の維持
・筋力の維持
・性欲
・体毛や皮膚のハリ
更年期以降や慢性疲労が強い方は、
このアンドロゲン低下が「気力の低下」「老け感」につながることもあります。
副腎皮質ホルモンが弱っている時のサイン 5 選
※医学的には「副腎不全」や「副腎疲労」と
呼ばれる状態に近いケースを含みます。
① 慢性的な強い疲感
最大のサインです。
・休んでも回復しない
・朝がとにかくつらい
・午前中は動けない
これはコルチゾール不足によりエネルギーを作れない状態。
腸もみ整体の現場では「腸の動きが悪い+副腎が弱っている」という
組み合わせが非常に多く見られます。
② 低血圧・立ちくらみ
・急に立つとフラッとする
・めまいが出やすい
これはアルドステロン低下による血圧維持機能の低下が関係します。
特に
・痩せ型
・冷え性
・塩分を極端に控えている方に多い傾向です。
③ ストレスに極端に弱くなる
・些細なことでぐったりする
・感情の起伏が激しい
・不安感が強い
副腎は「ストレス対処装置」です。
ここが弱ると自律神経も一気に乱れます。「気の問題」ではなく、
ホルモンの問題として捉えることが大切です。
④ 低血糖症状
・手の震え
・冷や汗
・強い空腹感
・集中力低下
コルチゾールは血糖値を維持する役割があるため、
不足すると血糖が乱高下しやすくなります。
甘い物がやめられない方は、
意志の弱さではなく副腎の疲労が背景にあることも多いです。
⑤ 食欲低下・塩辛い物を強く欲する
・食欲が出ない
・無性に塩辛い物が欲しい
これはナトリウム不足を体が補おうとしているサイン。特に
・夏バテ
・慢性下痢
・水を大量に飲む習慣
がある方は要注意です。
副腎皮質ホルモンを整える対策(腸もみ整体師の視点)
① 腸を整えることが最優先
副腎は腸と自律神経を介して密接につながっています。
・腸内環境が乱れる
・炎症やリーキーガットが起こる
→ 常に副腎が酷使される

② 食事は「血糖を安定させる」が最重要
・欠食しない
・タンパク質をしっかり摂る
・甘い物・カフェインを控える
特に朝食抜きは、副腎を一気に消耗させます。

③ 塩分とミネラルを適切に補給
・天然塩
・味噌
・スープ
「減塩=健康」ではありません。副腎が弱っている時は、
適切な塩分補給が回復の鍵になります。
④ しっかり休む(夜更かし NG)
副腎は夜に回復します。
・23 時までに布団に入る
・寝る前のスマホを控える
これだけでもホルモン分泌は大きく変わります。
⑤ 頑張りすぎない思考をつくる
完璧主義・我慢体質は、副腎を最も消耗させます。
腸もみ整体では「体が緩む → 思考も緩む」という変化がよく起こります。
おわりに
副腎皮質ホルモンは、頑張る人ほど静かに弱っていく臓器です。
原因不明の不調が続く場合、「副腎」という視点を持つことで、体が出している本当のサインに気づけるかもしれません。
腸・自律神経・副腎は三位一体です。
表面的な対処ではなく、土台から整えるケアが回復への近道です。
内臓からのメンテナンスをお考えの方は、1度、当サロンへご相談ください。
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