貧血の本当の原因は「内臓疲労」だった?

1.はじめに   鉄を摂っても治らない貧血、その理由

鉄剤を飲んでいるのに、なかなか貧血が改善しない」
「健康診断では軽度なのに、立ちくらみや動悸がつらい」
「生理は重いけど、年齢のせいだと思っている」
このような悩みを抱えて来院される方は、決して少なくありません。

一般的に貧血というと
「鉄分不足=鉄を摂ればよい」
と考えられがちですが、
実際の臨床ではそれだけでは説明できないケースが多く存在します。

なぜなら、貧血は
「血を作る材料」だけでなく
「吸収する力」「貯蔵する力」「指令を出す力」
これらすべてが正常に働いて初めて改善するからです。
今回は、腸もみ整体師の視点から貧血と深く関係する内臓を 5 つ取り上げ、
「なぜ貧血が起こるのか」「なぜ改善しないのか」を
現代医学+内臓整体・東洋医学の視点でわかりやすく解説していきます。

2.関係① 胃  胃酸不足が鉄吸収を妨げる

貧血と胃は、一見関係なさそうに見えますが、
実は 鉄吸収のスタート地点 ともいえる重要な臓器です。
胃酸は「鉄を吸収できる形」に変える
食事に含まれる鉄の多くは
三価鉄(吸収されにくい形)として存在しています。

これを吸収しやすい二価鉄に変える役割を担っているのが胃酸です。
しかし、
・ストレス過多
・早食い・よく噛まない
・加齢
・胃薬(制酸剤・PPI)の長期使用
などがあると、胃酸分泌は低下しやすくなります。

すると
「鉄は摂っているのに、吸収できていない」という状態が起こります。
胃が弱ると起こりやすいサイン
食後の膨満感
ゲップが多い
胃もたれ
冷たい飲み物が好き
舌が白っぽいこれらがあるは、
貧血の背景に胃の機能低下が隠れている可能性があります。

3.関係② 小腸  鉄・葉酸・ビタミンB12 を吸収する要

実際に鉄やビタミン類が吸収される主役は、
小腸(特に十二指腸〜空腸)です。
貧血は「栄養吸収障害」でも起こる赤血球を作るためには、
・鉄
・葉酸
・ビタミンB12

タンパク質が不可欠です。
小腸の粘膜が炎症を起こしていたり、腸内環境が乱れていると、
これらの栄養素は十分に吸収されません。

特に近年増えているのが、
・グルテン過多
・砂糖・加工食品の摂取
・抗生物質の多用

による リーキーガット(腸管透過性亢進)です。

この状態では、栄養が吸収されにくいだけでなく、
慢性炎症によって貧血が助長されることもあります。

腸もみ整体で注目するポイント腸が硬く、動きが悪い方ほど
・慢性的な疲労感
・冷え
・めまい

を訴える傾向があります。
これは
「腸が血を作る土台になっていない」
状態ともいえます。

4.関係③ 肝臓      鉄の貯蔵庫が機能していない

肝臓は、身体内最大の鉄の貯蔵庫です。
血液検査でよく見る「フェリチン」は、
肝臓にどれだけ鉄が蓄えられているかを示す指標です。

肝臓が疲れると起こること

・鉄を貯められない
・必要なときに鉄を放出できない
・赤血球の材料供給が不安定

結果として
「隠れ貧血」や「慢性貧血」が起こりやすくなります。

肝臓疲労を招く要因
・アルコール
・甘いもの・果糖の摂りすぎ
・脂質過多
・睡眠不足
・ストレス

東洋医学では肝は「血を蔵す」とされ、
女性の貧血・生理トラブルとも深く関係します。

5.関係④ 腎臓   赤血球を作れと命令する臓器

あまり知られていませんが、
腎臓は「エリスロポエチン」というホルモンを分泌しています。
これは骨髄に対して「赤血球を作りなさい」と
指令を出す重要なホルモンです。腎臓が弱ると…
・赤血球の産生が低下
・鉄があっても血が作れない
・立ちくらみ・息切れ

といった症状が起こりやすくなります。

腎臓疲労のサイン
・足腰のだるさ
・朝起きるのがつらい
・冷え
・むくみ
・夜間尿

東洋医学的にも腎は「生命力の源」であり、
慢性的な貧血の背景に腎の弱りがあるケースは非常に多いです。

6.関係⑤ 膵臓・血糖バランス   低血糖が貧血様症状を悪化させる

実際には貧血ではないのに、
・めまい
・動悸
・手の震え
・冷や汗

を感じる方もいます。

この場合、血糖値の乱高下(低血糖)が関係していることがあります。
血糖が乱れると起こる誤解
低血糖状態になると、脳や筋肉へのエネルギー供給が低下し、
貧血とよく似た症状が現れます。
膵臓が疲れていると、インスリン分泌が乱れ、
この状態が慢性化しやすくなります。

貧血を改善するための内臓視点の対策
① よく噛む・胃を休ませる
 → 胃酸分泌を高め、鉄吸収をサポート
② 腸内環境を整える
 → 小腸での栄養吸収を最大化
③ 甘いもの・アルコールを控える
 → 肝臓の鉄貯蔵機能を回復
④ 冷え対策・睡眠の質改善
 → 腎臓のホルモン分泌を助ける
⑤ 食事間隔を空けすぎない
 → 血糖の安定化で貧血様症状を防ぐ

7.おわりに   貧血は「血」だけの問題ではない

貧血は、単なる鉄不足ではなく
内臓全体の連携不全として起こるケースが非常に多い症状です。
胃・腸・肝臓・腎臓・膵臓
それぞれが本来の役割を取り戻すことで、
「血は自然と作られる環境」へと変わっていきます。

セルバスでは、腸もみ整体を中心に
内臓から体質を整えるサポートを行っています。
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そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

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