1.はじめに 慢性頭痛の本当の原因は「頭の外」にある
「頭痛が出るたびに薬を飲んでいる」
「検査では異常なしと言われた」
「首や肩を揉んでも一時的にしか楽にならない」
このような慢性的な頭痛に悩む方は非常に多く、
セルバスにも日々ご相談をいただきます。
多くの方が「頭痛=頭・首・肩の問題」と考えがちですが、
実際の臨床ではそれだけで説明がつかないケースがほとんどです。
東洋医学や機能解剖学、自然療法では
「内臓の疲労や機能低下が、血流・神経・ホルモンを
介して頭痛として現れる」と考えます。
つまり頭痛は「結果として頭に出ているだけ」であり、
原因は内臓にあることが多いのです。
この記事では、国家資格保有+腸もみ整体師の立場から
✓ なぜ内臓が頭痛を引き起こすのか
✓ どの内臓がどう関係しているのか
✓ 自分でできる対策と、整体でできること
をできるだけ噛み砕いて解説していきます。

2.① 肝臓の疲れが血流と解毒を滞らせ、頭痛を誘発する
肝臓は「沈黙の臓器」と言われ、自覚症状が出にくい反面、
不調が進むと全身に影響を及ぼす臓器です。
肝臓の主な役割
・血液の貯蔵と分配
・毒素、老廃物、薬の解毒
・ホルモンの代謝
・自律神経バランスの調整
肝臓が疲労すると、血液がうまく循環せず
・頭部の毛細血管がうっ血
・酸素供給が低下
・ズーンと重い頭痛・側頭部痛が起こりやすくなります。
特に
・お酒をよく飲む
・甘いものや脂っこいものが多い
・ストレスを溜め込みやすい
・イライラしやすい
こうした方は、肝臓型頭痛の典型です。
東洋医学では「肝は気血を巡らせる」とされ、
この巡りが悪くなると、頭痛だけでなく
✓ 目の疲れ
✓ 肩こり
✓ 月経トラブル
なども同時に起こりやすくなります。

3.② 胃の不調が自律神経を乱し、偏頭痛を引き起こす
胃は単なる消化器ではなく、自律神経の影響を非常に受けやすい臓器です。
緊張・不安・プレッシャーが続くと
・胃が硬くなる
・消化機能が低下
・自律神経の切り替えがうまくいかなくなります。その結果
・血管の急激な拡張
・神経の過敏化
が起こり、偏頭痛(拍動性の痛み)につながります。
胃由来の頭痛が疑われるサイン
・食後に頭痛が出やすい
・空腹時に頭が痛くなる
・吐き気を伴う
・光や音に敏感
こうした頭痛は、首や肩をほぐすだけでは改善しにくく、
胃の緊張を緩めるアプローチが必要になります。

4.③ 腸内環境の乱れが慢性炎症を生み、頭痛を長期化させる
腸は「第二の脳」とも呼ばれ、免疫・ホルモン・神経の要です。腸内環境が悪化すると
・腸粘膜が荒れる
・リーキーガット状態
・炎症性物質やヒスタミンが増加
これらが血流に乗って全身を巡り、
・脳神経を刺激
・頭痛の感受性が高まる
・天候・気圧・ホルモン変動に弱い体になります。
実際、
・便秘や下痢を繰り返す
・お腹が張りやすい
・ガスが溜まる
方ほど、原因不明の頭痛を訴える傾向があります。
腸を整えない限り、
頭痛が「慢性化」「再発」を繰り返すケースは非常に多いです。
5.④ 副腎疲労がストレス耐性を下げ、緊張型頭痛を招く
副腎はストレスホルモン(コルチゾール)を分泌し、
たちがストレスに耐えるために助けてくれる臓器です。
慢性的なストレスが続くと
・副腎が疲弊
・ホルモン分泌が乱れる
・筋肉が常に緊張状態
これが後頭部〜側頭部を締め付ける緊張型頭痛として現れます。
特徴として
・夕方〜夜に悪化
・首肩こりがひどい
・休んでも回復しない
といった傾向があります。

6.⑤ 腎臓の働き低下による水分代謝異常と頭痛
腎臓は体内の水分・ミネラル・血圧を調整しています。腎機能が落ちると
・余分な水分が排出されない
・頭部・顔・首周りにむくみ
・重だるく鈍い頭痛が起こります。特に
・朝起きた時に頭が重い
・雨の日に頭痛が出る
・冷え性、腰のだるさがある
こうした方は腎臓由来の頭痛が疑われます。

7.内臓から頭痛を改善するための具体的対策
① 食事を「内臓を休ませる視点」で見直す
・甘いもの、加工食品を控える
・よく噛む
・夜遅い食事を避ける
② 腸とお腹を温め、ゆるめる
・腹巻き
・湯船
・深い腹式呼吸
③ ストレスを「抜く習慣」を作る
・睡眠を最優先
・スマホ・情報過多を減らす
④ 内臓・腸・自律神経を同時に整える整体
慢性頭痛ほど、内臓×腸×神経を同時に整える必要があります。
8.おわりに 頭痛は「体からの警告」
頭痛は敵ではなく、身体が出している大切なサインです。
「頭痛がある身体」ではなく
「頭痛が出ない身体」を目指すには、
内臓から身体を整える視点が欠かせません。
慢性的な頭痛でお悩みの方、
どこに行っても頭痛が改善されないとお悩みの方は、
ぜひ一度、内側からのケアを検討してみてください。
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