副腎ホルモンとは?

「最近疲れが抜けない」
「ストレスが続くと甘い物が欲しくなる」
「朝起きるのがつらい」
「風邪を引きやすくなった」

このような不調は、単なる疲れではなく副腎(ふくじん)という
臓器の働きが関係している可能性があります。

副腎は左右の腎臓の上に乗っている小さな臓器ですが、
生命維持に欠かせない多くのホルモンを分泌しています。

特にストレス社会と言われる現代では、副腎への負担が非常に大きくなっています。

今回は腸もみ整体師の視点から、副腎ホルモンの役割やストレスとの関係、
腸とのつながり、そして副腎を元気にする生活習慣について詳しく解説します。

副腎とはどんな臓器?

副腎は腎臓の上にある三角形の小さな臓器です。

重さは片方わずか 4〜5g ほどですが、生命活動には欠かせないホルモンを作っています。
副腎は大きく
・副腎髄質(ずいしつ)
・副腎皮質(ひしつ)
の 2 つに分かれており、それぞれ全く違うホルモンを分泌しています。

簡単に言えば
副腎髄質=緊急事態担当
副腎皮質=毎日の生命維持担当というイメージです。

副腎髄質の働き|急性ストレスから体を守る

副腎髄質からは
・アドレナリン
・ノルアドレナリン
などのカテコールアミンというホルモンが分泌されます。
これは危険を感じた瞬間に分泌されるホルモンです。
昔であれば
・猛獣に襲われる
・敵から逃げる
という状況で働いていました。
現在では
・仕事のプレッシャー
・人間関係
・満員電車
・大きな音
・睡眠不足
などでも分泌されます。

心拍数・血圧を上げる

アドレナリンは心臓の働きを強め、心拍数を増加させます。
その結果、全身へ素早く血液を送り、筋肉へ酸素や栄養を届けます。
血圧も上昇するため、瞬時に動ける状態になります。
これが「火事場の馬鹿力」と呼ばれる状態です。
しかし、この状態が毎日続くと交感神経が優位になり
・肩こり
・首こり
・頭痛
・食いしばり
・高血圧
などにつながることがあります。

血糖値を上げる

脳や筋肉をすぐに動かすためにはエネルギーが必要です。
そこでアドレナリンは肝臓に蓄えられているグリコーゲンを分解し、
血液中へブドウ糖を放出します。
その結果、血糖値が上昇し、素早くエネルギーが使えるようになります。
しかし慢性的なストレスでは血糖値が乱れやすくなり、
・甘いものが欲しくなる
・空腹感が強くなる
・脂肪が付きやすくなる
という悪循環を起こしやすくなります。

副腎皮質の働き|生命維持を支える重要なホルモン

副腎皮質からは
・コルチゾール
・アルドステロン
・副腎アンドロゲン
などが分泌されています。

中でも健康に大きく関係するのが
コルチゾール
アルドステロン
です。

コルチゾールの働き① 血糖値を維持する

コルチゾールは「ストレスホルモン」と呼ばれることがあります。
しかし本来は悪者ではありません。

朝起きる時にも分泌されており、
一日を元気にスタートさせるために必要なホルモンです。

コルチゾールは糖新生を促進し、血糖値を一定に保ちます。

食事が摂れない時間でも脳へエネルギーを送り続けるために重要な働きをしています。

コルチゾールの働き② 炎症を抑える

コルチゾールには強い抗炎症作用があります。
そのため
・ケガ
・感染症
・アレルギー
などによる炎症を抑える働きがあります。

実際、病院で使われるステロイド薬は、
このコルチゾールの作用を利用した薬です。

ただし長期間コルチゾールが高い状態が続くと、
免疫機能が低下しやすくなるため注意が必要です。

コルチゾールの働き③ ストレスから体を守る

ストレスを感じると脳から副腎へ指令が送られ、
コルチゾールが分泌されます。このホルモンのおかげで
・血圧維持
・血糖維持
・脳機能維持
が可能になります。

つまりストレス社会を生きる私たちは、
毎日コルチゾールに助けられているのです。

アルドステロンの働き|水分と血圧をコントロールする

アルドステロンはミネラルバランスを調整するホルモンです。
主な働きは
・ナトリウムを体内へ戻す
・カリウムを尿へ排出する
・水分を保持することです。

これによって
・脱水予防
・血圧維持
・細胞の正常な働きが保たれています。

汗を大量にかいた時にも重要なホルモンです。

ストレスが続くと副腎はどうなる?

副腎は毎日のストレスに対応しています。
しかし
・睡眠不足
・長時間労働
・精神的ストレス
・暴飲暴食
・血糖値の乱高下
・栄養不足
が続くと、副腎への負担も大きくなります。

その結果
・疲れが抜けない
・集中力が落ちる
・朝がつらい
・やる気が出ない
・風邪をひきやすい
などの症状につながることがあります。

なお、「副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)」という言葉は
健康情報でよく見かけますが、現時点では医学的に確立した診断名ではありません。
一方で、慢性的なストレスや睡眠不足、
生活習慣の乱れが体調に影響を及ぼすことは広く知られています。

腸内環境と副腎は深く関係している腸

は「第二の脳」と呼ばれています。

腸内環境が悪化すると
・炎症物質が増える
・栄養吸収が低下する
・自律神経が乱れるなどが起こります。

すると副腎は炎症を抑えるためにコルチゾールを分泌し続けることになります。

また、副腎ホルモンを作るには
・ビタミンC
・ビタミンB 群
・マグネシウム
・タンパク質
・亜鉛
などの栄養素が必要です。

腸内環境が乱れて栄養吸収が悪くなると、
副腎ホルモンを十分に作るための材料が不足しやすくなります。

そのため、腸を整えることは副腎を守ることにもつながります。

副腎を元気にする生活習慣

副腎を守るためには、日々の生活習慣を見直すことが大切です。

良質なタンパク質を摂る
ホルモンの材料はタンパク質です。
肉、魚、卵、大豆製品などを毎食取り入れましょう。

ビタミン C を十分に摂る
副腎は体内でも特にビタミン C を多く利用する臓器です。
野菜や果物を毎日食べる習慣をつけましょう。

マグネシウムを補給する
マグネシウムは神経を落ち着かせる働きがあります。
海藻、ナッツ、豆類、玄米などがおすすめです。
血糖値を安定させる
甘いお菓子やジュースを頻繁に摂ると血糖値が大きく変動し、副腎への負担も増えます。
食事では
・タンパク質
・食物繊維
・良質な脂質
を組み合わせることで血糖値が安定しやすくなります。

十分な睡眠をとる

副腎ホルモンは睡眠中にも調整されています。
夜更かしを避け、毎日同じ時間に寝起きすることが副腎の負担軽減につながります。
腸内環境を整える
発酵食品や食物繊維を積極的に摂り、
腸内細菌のバランスを整えることは、副腎への負担を減らすことにもつながります。

当サロンのアプローチ|副腎の働きを支えるために大切にしていること

セルバスでは、「副腎だけ」をケアするという考え方ではなく、
副腎に負担をかけている原因を全身から探していくことを大切にしています。

副腎はストレスを受けるとホルモンを分泌して身体を守ります。
しかし、そのストレスは精神的なものだけではありません。

例えば、
・腸内環境の乱れによる慢性的な炎症
・血糖値の乱高下
・栄養不足
・自律神経の乱れ
・睡眠不足
・姿勢の悪化による呼吸の浅さ
なども、身体にとっては大きなストレスになります。

当サロンでは、まず身体全体の状態を丁寧に確認し、不調の根本原因を見極めます。

その上で、腸もみによる腸内環境へのアプローチを行い、
腸の動きを整え、血流や自律神経のバランスをサポートすることで、
身体が本来持つ回復力を引き出していきます。

内臓整体による内臓機能のサポート

胃・肝臓・腸など内臓の動きや位置を整え、身体への負担を軽減することで、
全身のバランス改善を目指します。

骨格・姿勢の調整

猫背や巻き肩など姿勢の乱れは呼吸を浅くし、自律神経にも影響します。
骨格のバランスを整えることで、身体がリラックスしやすい状態へ導きます。
栄養・生活習慣のアドバイス
副腎ホルモンをつくるために必要な栄養素や、
血糖値を安定させる食事、睡眠やストレス対策なども、
一人ひとりの生活に合わせてお伝えしています。
私たちは「症状を一時的に和らげること」ではなく、
身体全体のバランスを整え、
ストレスに負けにくい健康な身体づくりをサポートすることを目指しています。
疲れやすさや慢性的な不調でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

腸もみ整体師から伝えたいこと

当院へ来院される方の中にも
「疲れが取れない」
「朝からだるい」
「ストレスで体調を崩しやすい」という方は少なくありません。
もちろん原因は一つではありませんが、
慢性的なストレスや腸内環境の乱れ、栄養不足が重なり、
副腎へ負担がかかっているケースも考えられます。

私たちは痛みや不調だけを見るのではなく、
「なぜその症状が起きているのか」という根本原因を大切にしています。

腸内環境を整え、必要な栄養をしっかり摂り、
自律神経のバランスを整えることは、副腎を守ることにもつながります。

疲れやすさやストレスに負けない体をつくるためには、
症状だけでなく生活習慣や内臓の働きにも目を向けることが大切です。

まとめ

副腎は小さな臓器ですが、生命を支える非常に重要な働きをしています。
副腎髄質はアドレナリンなどを分泌して急性ストレスに対応し、
心拍数や血圧、血糖値を上げて体を守ります。
一方、副腎皮質はコルチゾールやアルドステロンを分泌し、
血糖値の維持、炎症のコントロール、水分・電解質バランスの調整など、
日常の健康維持に欠かせない役割を担っています。
現代社会ではストレスや睡眠不足、
食生活の乱れによって副腎への負担が大きくなりがちです。
しかし、腸内環境を整え、十分な栄養を摂り、規則正しい生活を送ることで、
副腎は本来の力を発揮しやすくなります。

「最近疲れが抜けない」「ストレスに弱くなった」と感じる方は、
筋肉や骨格だけでな
く、腸や副腎など内臓の働きにも目を向けてみてください。
それが健康への第一歩になるかもしれません。

詳しくはこちらをご覧ください

カテゴリー: アンチエイジング, ストレス, ダイエット, 五十肩, 便秘, 内臓の不調, 副腎と, 快腸セラピー, 筋膜リリース, 肩痛, 胃下垂, 背面の痛み, 腰痛, 自律神経 パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です