胃下垂はなぜ起こる?

昔から胃下垂だから太れない」
「食後にお腹がぽっこり出る」
「胃が下がっていると言われたことがある」
このようなお悩みを抱えている方は意外と多くいらっしゃいます。
一般的に胃下垂というと「痩せている人に多い体質」のように
考えられがちですが、実際にはそれだけではありません。
胃下垂は、筋力低下・栄養不足・内臓を支える力の低下・自律神経の乱れ・生活習慣など、さまざまな要因が重なって起こることが多いのです。
特に現代人は、
・タンパク質不足
・運動不足
・甘い物の摂りすぎ
・ミネラルバランスの乱れ
・姿勢不良
などによって、内臓を支える力が弱くなっているケースが増えています。

今回は、腸もみ整体師の視点から「胃下垂の原因」と
「改善のために大切なこと」をわかりやすく解説していきます。

胃下垂とは?

胃下垂とは、本来あるべき位置よりも胃が下に垂れ下がっている状態を指します。
胃が骨盤方向へ下がることで、
・食後に下腹がぽっこり出る
・胃もたれ
・消化不良
・食欲低下
・便秘
・疲れやすさ
・冷え
・自律神経の乱れ
などにつながることがあります。
ただし、胃下垂があるから必ず症状が出るわけではありません。
一方で、胃が下がることで腸を圧迫し、腸内環境や呼吸、
自律神経にまで影響しているケースも少なくありません。

胃下垂の原因① 内臓脂肪が少なすぎる

「脂肪=悪」と思われがちですが、実は内臓脂肪には内臓を支える役割があります。
極端に痩せている方や、過度なダイエットをしている方は、
内臓を固定するクッションが少なくなり、胃が下がりやすくなることがあります。

特に、
・食事量が少ない
・脂質を極端に避けている
・慢性的な栄養不足
・痩せ願望が強い
こういった方は注意が必要です。
もちろん内臓脂肪が多すぎるのは問題ですが、
「少なすぎる」ことも内臓を支えられなくなる原因になるのです。
腸もみの現場でも、かなり痩せ型で胃下垂傾向の方は少なくありません。

胃下垂の原因② 胃を支える組織が弱くなっている

胃は筋肉や靭帯、周囲の組織によって支えられています。
しかし、
・加齢
・栄養不足
・筋力低下
・姿勢不良
・慢性疲労
などが続くと、これらの支える組織が弱くなってしまいます。
イメージとしては「新品のゴム」ではなく、「伸び切った古いゴム」のような状態です。
本来なら胃を正しい位置に保てるはずが、
支える力が弱くなることで徐々に下へ落ちてしまうのです。
特に重要なのがタンパク質不足です。
筋肉・靭帯・内臓を支える組織はタンパク質から作られます。

そのため、
・朝食を食べない
・炭水化物中心
・甘い物が多い
・肉や魚をあまり食べない
という食生活では、身体を支える材料そのものが不足してしまいます。

胃下垂の原因③ ミネラルバランスの乱れ

胃下垂の方には、ミネラルバランスが乱れているケースも多く見られます。特に、
・カリウム過多
・ナトリウム不足
・カルシウム不足
などは筋肉や神経の働きに影響します。
筋肉は電解質バランスによって正常に働いています。

そのため、極端な減塩や偏った食事、加工食品中心の生活、
糖質過多などによってバランスが崩れると、
胃腸を支える筋肉も正常に働きにくくなるのです。
さらに、甘い物の摂りすぎはミネラル消費を増やします。
現代人は「カロリーは足りているけど栄養不足」という状態が非常に多く、
胃下垂の背景にもこうした栄養の偏りが隠れていることがあります。

胃下垂の原因④ 甘い物好き

「胃下垂の人は甘い物が好き」というケースは非常に多いです。
甘い物を摂ると一時的にエネルギーが補給されたように感じますが、
実際には血糖値の乱高下を起こし、自律神経や胃腸に負担をかけます。
また、砂糖の過剰摂取は、
・タンパク質不足
・ビタミン不足
・ミネラル不足
・腸内環境悪化
にもつながります。

さらに、甘い物中心になると食事量が減り、
胃腸を支えるために必要な栄養素が不足してしまいます。
特に、
・菓子パン
・スイーツ
・ジュース
・カフェラテ
・エナジードリンク
などを頻繁に摂っている方は注意が必要です。
胃下垂の改善には、まず「身体を作る材料」をしっかり入れることが重要です。

胃下垂の原因⑤ 運動不足・筋力不足

胃や腸は、腹筋やインナーマッスルによって支えられています。
そのため、
・座りっぱなし
・デスクワーク中心
・運動不足
・猫背
・呼吸が浅い
こういった状態が続くと、内臓を支える力が低下していきます。
特に重要なのが「腹横筋」と呼ばれるインナーマッスルです。
この筋肉は天然のコルセットのような役割を持ち、
内臓を正しい位置に保っています。

しかし現代人は、
・スマホ姿勢
・猫背
・浅い呼吸
・ストレス
などによって腹圧が弱くなっている方が非常に多いです。
腸もみ整体では、お腹が硬く呼吸が浅い方ほど、
胃下垂傾向が強いケースをよく見かけます。

胃下垂の原因⑥ 水分を一度に大量に飲む

健康のために水分を摂ることは大切ですが、
「一気飲み」は胃に負担をかけることがあります。
特に、
・食事中に大量の水を飲む
・一気に流し込む
・冷たい飲み物ばかり飲む
こうした習慣は胃を重たくし、胃腸機能を低下させることがあります。
また、冷たい飲み物は胃腸の血流を低下させ、消化力を落とす原因にもなります。
大切なのは、
・こまめに飲む
・常温中心
・食事中の飲みすぎを避けるという飲み方です。

胃下垂改善で大切な 5 つのポイント

① タンパク質をしっかり摂る
まずは身体を支える材料が必要です。
・肉
・魚
・卵
・大豆製品
などを毎食意識しましょう。
特に朝食を抜かないことは重要です。

② 甘い物を減らす
完全禁止ではなく、「頻度を減らす」ことから始めましょう。
甘い物が多い方は胃腸疲労を起こしているケースが非常に多いです。

③ 軽い筋トレやウォーキング

激しい運動より、
・ウォーキング
・スクワット
・呼吸トレーニング
・体幹トレーニング などがおすすめです。
腹圧を高めることで内臓を支えやすくなります。

④ 姿勢改善
猫背になると内臓は下に落ちやすくなります。
・骨盤を立てる
・深呼吸する
・長時間座りっぱなしを避ける
これだけでも変化する方は多いです。

⑤ 腸内環境を整える

胃と腸は密接につながっています。
便秘やガス溜まりがあると、胃の位置や動きにも悪影響を与えます。
そのため、
・発酵食品
・食物繊維
・十分な睡眠
・ストレスケア
なども重要になります。

腸もみ整体師として伝えたいこと

胃下垂は単なる「体質」ではなく、生活習慣や栄養状態、姿勢、自律神経の乱れが積み重なって起きているケースが多くあります。
そして胃だけを見るのではなく、
・腸内環境
・呼吸
・姿勢
・筋肉
・栄養状態
をトータルで整えることが改善の近道です。

実際に、高円寺セルバスでも、
「食後の張り感が減った」
「便秘が改善した」
「疲れにくくなった」
「姿勢が変わった」
という方は多くいらっしゃいます。

胃下垂は放置すると慢性的な消化不良や自律神経の乱れにつながることもあります。
もし、
・胃もたれ
・下腹ぽっこり
・便秘
・疲れやすさ
・食後の不快感
などでお悩みの方は、一度身体全体のバランスを見直してみることをおすすめします。

高円寺の腸もみ整体サロン「セルバス」では、
腸・内臓・姿勢・栄養の視点から、身体全体を整えるサポートを行っています。

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