腸の調子が悪くなると筋肉が堅くなる︕︖

はじめに

「最近、筋肉がこわばって疲れが取れない」
「ストレッチしてもすぐに戻ってしまう」
そんなお悩みをお持ちではありませんか︖
実は、その筋肉の硬さ、原因は“腸”にあるかもしれません。

腸内環境と筋肉の柔軟性には、
一見無関係に思えるようでいて、
実は密接なつながりがあります。

今回は、高円寺で唯一の腸もみを提供する
セルバスの整体師が、
腸と筋肉の知られざる関係性を詳しく解説します。

特に注意したい 5 つの原因について取り上げ、
日常生活の中で見直すべきポイントをご紹介します。
身体の内側から
筋肉のコンディションを整えるヒントが得られるはずです。

腸と筋肉の関係

腸は単に「食べ物を消化する器官」ではありません。
自律神経やホルモンバランスに深く関わっており、
全身の健康状態を左右する“第二の脳”とも呼ばれています。

腸の働きが乱れると、
消化不良や便秘といった直接的な症状だけでなく、
筋肉のこわばりや慢性的な疲労感といった
不調にもつながります。
その理由のひとつが「内臓体性反射」です。
内臓に不調があると、それに関連する筋肉が
反射的に緊張し、固くなる現象です。
また、腸の状態が悪くなることで
栄養の吸収が低下し、
筋肉に必要なミネラルやエネルギーが
不足することもあります。
では、具体的にどのような要因が腸の不調を招き、
筋肉の硬直し、腰痛や肩こりになるのでしょうか︖
以下に、特に注意すべき 5 つの原因をご紹介します。

① ミネラル(マグネシウム・カリウム)不足

現代人に多く見られる栄養バランスの偏りが
ミネラル(マグネシウム・カリウム)不足です。
特にマグネシウムやカリウムは、
筋肉の収縮と弛緩をスムーズに行うために不可欠な栄養素。
これらが不足すると、筋肉は常に緊張した状態となり、
柔軟性を失いやすくなります。
逆にカルシウムだけを過剰に摂取すると、
筋肉が収縮しっぱなしになり、緊張が抜けなくなることも。
牛乳などもそうですが、
現代の食事で取れる栄養素の中で『カルシウム』が
多く含まれることが多いので注意が必要です。
腸の調子が悪いとミネラルの吸収効率が下がり、
さらに悪循環に陥ります。

改善のヒント

・マグネシウム(海藻類、ナッツ類、バナナなど)を積極的に摂る
・加工食品を控え、ミネラルバランスを意識した食生活を心がける

② 消化が重い食品(特に肉類)と噛む回数不足

肉類や揚げ物、脂っこい食事を好む人は、
腸に過剰なダメージを受けている可能性があります。
特に赤身の肉は消化に時間がかかり、
胃に長くとどまることで腸の蠕動(ぜんどう)運動が
過剰になり、疲労を招きます。
また、よく噛まずに飲み込む習慣があると、
消化がさらに困難になり、ガスや便秘の原因にもなります。
腸内環境が悪化すれば、
全身に巡る栄養や水分のバランスも崩れ、結果、
筋肉の柔軟性にも悪影響が出てきます。

③ 1 日 1 食や断食を繰り返す生活

健康やダイエットを目的として
「1 日 1 食」や「断食」をする人も増えていますが、
これを頻繁に行うことで「糖新生」が活発になります。
糖新生とは、体が不足した糖を補うために、
筋肉や脂肪、肝臓などからエネルギーを作り出すプロセスです。
この過程では肝臓や腎臓に大きな負担がかかり、
腸の働きにも悪影響が起き、結果として、
筋肉に必要な栄養供給が滞り、
筋肉のこわばりや疲労感が現れるのです。

改善のヒント

・空腹時間を設ける場合も、栄養補給はしっかりと行うこと
・プチ断食やファスティングは専門家の指導のもと行う

④ ストレスの影響

腸は寝ている時などの副交感神経優位(リラックス時)に
動きが良くなるのですが、
ストレスを感じると交感神経が優位になり、
腸の動きが鈍くなります。
これにより消化不良や便秘、
胃もたれなどの症状が引き起こされ、
結果として腸内環境が悪化します。
ストレスが慢性化すれば、自律神経のバランスも乱れ、
交感神経優位になりやすく、筋肉の緊張が抜けにくくなるのです。
また、ストレスによって体内の炎症反応が高まり、
筋肉が酸欠状態になることもあります。
これにより血流が滞り、
筋肉の張りやこりが慢性化してしまいます。

改善のヒント

・日々のセルフケアに腸揉みや深呼吸を取り入れ、
 副交感神経優位になるように努める。
・散歩や瞑想など、リラックスできる習慣を見つける

⑤ 内臓体性反射による筋肉のこわばり

内臓の不調が体表の筋肉に影響を与える「内臓体性反射」は、
整体や東洋医学でも重要視されている現象です。
たとえば、腸の調子が悪いと、
お腹まわりや腰回りの筋肉が緊張しやすくなり、
腰痛や姿勢不良の原因になることもあります。
また、反射的に肩や首の筋肉がこわばることもあり、
マッサージしてもなかなか改善しない場合は、
腸や内臓の不調が根本原因であることも珍しくありません。

改善のヒント

・内臓の位置や反射区を意識した腸揉み整体を取り入れる
・筋肉だけでなく、内臓からのアプローチを試みる

おわりに

筋肉の硬さやこわばりを根本的に改善するには、
筋肉そのものだけでなく、「腸」の状態を見直すことが重要です。
ミネラル不足、食習慣の乱れ、断食やストレス、
そして内臓体性反射など、腸が筋肉に及ぼす影響は多くあります。
高円寺にあるセルバスでは、
腸の専門家である整体師が、丁寧なカウンセリングと
腸のマッサージで、
身体の内側から不調の原因にアプローチしています。
筋肉のこわばりや慢性的な疲労にお悩みの方は、
ぜひ一度、腸から整える整体を体験してみてください。

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