はじめに
「最近、肌がかゆい」「湿疹や赤みがでてつらい」
そんな皮膚のお悩みを抱える方の背景には、
アレルギーが関係していることが少なくありません。
実は、アレルギーと皮膚荒れには
“腸”の状態が深く関係しています。
本記事では、整体歴 10 数年の腸もみセラピストの視点から、
アレルギーと皮膚荒れの関係性、代表的な 5 つの原因、
そして日常生活に取り入れられる具体的な対策として
「腸活」の重要性について解説していきます。
なかなか良くならないお肌の悩みを抱えている方は、
最後までご覧になってください!
アレルギーと皮膚荒れの関係性
アレルギーは、本来無害なものに対して
免疫が過剰に反応してしまう状態です。
この過剰な免疫反応が起きると、
全身のあらゆる場所で炎症が起きます。
そして、その一環としてわかりやすいのが皮膚の炎症で、
かゆみ、赤み、湿疹、じんましんといった
症状が現れることがあります。
皮膚は「内臓の鏡」と言われるように、
内臓、特に腸の状態がそのまま肌に影響を与えます。
腸内環境が乱れていると、アレルゲンの侵入を防げず、
また免疫が過剰反応して暴走することで、
皮膚トラブルが起きやすくなるのです。
ちなみに、肌荒れを起こしている方の
腸を触れてマッサージすると、
とても固いことが多いです。

原因① アレルゲン(アレルギーのもと)
アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)には、
以下のようなものがあります:
• ハウスダストやダニ
• 花粉
• 動物の毛やフケ
• 食品(卵、小麦、乳製品、ナッツなど)
これらに対する過敏な反応が、皮膚にも悪影響を及ぼします。
特に腸のバリア機能が低下していると、
アレルゲンが体内に入り込みやすくなり、
炎症が起こりやすくなります。
原因② ストレス
ストレスは自律神経やホルモンバランスを乱し、
免疫にも大きな影響を与えます。
慢性的なストレス状態が続くと、
それに順応するために自律神経が乱れ
つまり交感神経優位になります。
腸の働きが低下します。
すると、内臓の血流が悪くなり、
腸内環境が悪化し、
アレルギー反応や皮膚トラブルのリスクが高まります。

対策
・リラックスできる時間を意識的にとること。
・笑いや深呼吸、軽い運動なども非常に効果的です。
リラックスする神経=副交感神経が優位になると、
内臓の活動が活発になるためです。
原因③ 内臓の不調
腸をはじめとする内臓の機能が低下していると、
消化吸収の働きがうまくいかず、
未消化の物質が腸から
体内に入り込みやすくなります。
これをリーキーガット症候群といいます。
その結果、
その未消化の物質を異物と免疫が認識してしまい、
過剰な免疫反応が起こり、
皮膚にその影響が現れることがあります。
実は腸の機能を整えることは、
肌トラブルの改善にも直結します。
原因④ 睡眠不足
睡眠は身体の修復と回復に欠かせません。
十分な睡眠が取れていないと、
免疫のバランスが崩れ、
皮膚の再生もうまくいかなくなります。
また、内臓は睡眠中など副交感神経が優位なときに
活動が活発になりますが、睡眠時間が短いと、
その効果が十分に発揮されません。
夜更かしや睡眠不足が続いている方は、
まずは就寝時間を見直すことが大切です。
原因⑤ 薬の副作用
一部の薬には腸内環境に影響を与えるものがあります。
抗生物質、抗アレルギー薬、ステロイドなどは
必要な治療である一方で、
長期使用により腸内の必要な細菌も殺してしまい、
バランスが崩れて腸が荒れ、
皮膚にも悪影響を及ぼすことがあります。
医師の指示に従うことは前提ですが、
できる限り自然な改善を目指す意識も大切です。
すべての方におすすめの対策「腸活」
アレルギーや皮膚トラブルを改善するための鍵は
「腸を整えること」、つまり腸活です。
具体的には以下のような習慣が効果的です。
• 発酵食品の摂取:
味噌、納豆、ヨーグルト、ぬか漬けなどは善玉菌を増やします
• 食物繊維の摂取:
野菜、海藻、キノコ、豆類などは腸の掃除役です
• 水分補給:
こまめに水を飲み、腸の動きを助けます
• 小麦・乳製品の制限(体調不良時):
胃腸が弱っているときは小麦や乳製品を控えるのが効果的。
代わりに米粉製品や豆乳などを使うと良いでしょう。

おわりに
アレルギーと皮膚トラブルにはさまざまな要因がありますが、
その根本には“腸の状態”が深く関わっています。
腸は身体の免疫の約 7 割を担うといわれ、
健康の土台となる重要な器官です。
腸を整えることは、肌を整えること。
日々の生活習慣を少しずつ見直し、
身体の内側からアレルギーに
強い身体づくりをしていきましょう。
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