4. 腸脳相関による肩こり
(ストレス・セロトニン不足)
腸と脳は「腸脳相関(ちょうのうそうかん)」という
仕組みで密接に関係しています。
つまり、脳のストレスが溜まると、腸内環境が悪化し、
幸せホルモンである「セロトニン」の分泌が減少し、
自律神経が乱れて食いしばり・歯ぎしりを引き起こし、
肩こりに繋がることがあります。
セロトニン不足の影響
✔自律神経が乱れ、筋肉が緊張しやすくなる
✔血流が悪くなり、肩のコリが強くなる
✔ストレス耐性が低下し、些細なことで疲れやすくなる
✔睡眠の質が低下し、疲れが取れにくくなる
✔ 気分が落ち込みやすく、集中力が低下する
✔腸の動きが悪くなり、便秘や下痢になりやすい
ストレスが溜まると腸の動きが悪くなり、肩こりが悪化しやすくなります。
改善策
腸活(発酵食品・食物繊維を摂る)を意識する、
快腸セラピーで腸の働きをサポートすることが有効です。
5.内臓の炎症による肩こり
(副腎疲労)
暴飲暴食などで内臓に炎症が起こると
身体は「ヒスタミン」「プロスタグランジン」などの
炎症物質を抑えるため、副腎から「コルチゾール」という
抗炎症ホルモンを分泌します。
しかし、副腎が疲れて(ストレスや炎症を抑えるために
働きすぎたなど)コルチゾールの分泌が減ってしまいます。
炎症が抑えられずに続いてしまうと、
交感神経(緊張を高める神経)が優位になり、
リラックスできない状態が続きます。
交感神経が働きすぎると、
肩や首周りの筋肉が無意識に緊張し、
慢性的な肩こりが発生しやすくなります。
こんな症状がある人は要注意︕
✔疲れが取れにくい
✔甘いものを食べたくなる
✔朝起きるのがつらい
改善策
副腎をサポートするために、腸を整え、ミネラルや
ビタミン(ビタミンC・B ・マグネシウム・亜鉛・鉄・オメガ 3 など)を
しっかり摂ることが重要です。

6. 内臓-体性反射による肩こり
「内臓-体性反射」とは
内臓の不調が筋肉に影響を及ぼす仕組みのことです。
例えば、肝臓や胃の調子が悪いと、
それに対応する肩や首の筋肉が硬くなることがあります。
例
✔ 肝臓が疲れる → 右肩や肩甲骨周りのコリ
・ 肝臓は右側にあるため、右肩や肩甲骨周りに影響が出やすい
・ アルコールの摂取、脂っこい食事、ストレスなどで負担が増える
✔ 胃が荒れる → 左肩や背中のコリが強くなる
・ 暴飲暴食や消化不良が続くと、胃の周りの筋膜が緊張し、
左肩~背中がこりやすくなる
✔ 腎臓が疲れる → 腰の痛みや背中の張り
・ 水分不足や冷えによって腎臓の働きが悪くなると、
腰~背中の筋肉が硬くなる
✔ 腸が弱る(便秘・下痢)→ 腰痛・お尻のこり・脚のだるさ
・ 腸の不調は骨盤内の筋肉(腸腰筋・骨盤底筋)に影響し、
腰やお尻が硬くなる
・ 腸の働きが悪いと、下半身の血流も悪くなり、
脚が重だるくなる
✔ 胆のうが疲れる → 右肩甲骨の内側が痛くなる
・ 胆のうは脂肪の消化に関係し、
脂っこい食事をとると負担が増える
・ 胆のうが疲れると、右肩甲骨の内側に痛みが出やすい
✔ 膵臓が疲れる → 左肩やみぞおちの不快感
・ 甘いものの食べ過ぎや血糖値の乱れで膵臓に
負担がかかると、左肩やみぞおちの緊張が強くなる
✔ 子宮や卵巣の不調 → 骨盤の歪み・腰痛・股関節の痛み
・ 生理痛やホルモンバランスの乱れで骨盤周りの
筋肉が硬くなり、腰や股関節に痛みが出る
✔ 心臓の疲れ → 左胸や左肩、腕のだるさ
ストレスや血圧の乱れが続くと
左側の胸~肩~腕に違和感を感じることがあります。
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