1.はじめに
「お尻から脚にかけて、ズキズキ・ビリビリと痛む」
「長く立っていると脚がしびれてくる」
これらは典型的な坐骨神経痛の症状です。
整形外科や整骨院で「腰の問題」と
診断されて通院しているものの、
なかなか改善しない方も少なくはないでしょうか︖
実は、坐骨神経痛の原因は腰椎だけではなく、
内臓の不調とも深く関係していることがあるのです。
この記事では、高円寺で「腸もみ整体」を
得意とするセルバスの整体師が、
内臓と坐骨神経痛の実際の
改善症例も紹介します。
中々良くならない慢性的な
腰痛・坐骨神経痛にお悩みの方は
最後までご覧なってください。

2.内臓施術で坐骨神経が改善した N さんの症例
まずは、当院に通われていた 40 代女性・N さんの症例です。
N さんは数年前から慢性的な坐骨神経痛に悩まされていました。
整形外科では「腰椎の軽度の変形」と診断され、
電気治療やマッサージを受けるも改善せず。
来院られた時は、長時間の立ち仕事や歩行が困難な状態でした。
施術前のカウンセリングで便秘や下腹部のハリ、
月経不順といった内臓の不調が明らかになり、
「腸や子宮まわり」にアプローチする
内臓調整を中心に施術を行いました。
すると、数回の施術でお尻から脚にかけての
痛みが軽減し、
3 ヶ月後には日常生活に支障がないほどに回復したのです。
このように、坐骨神経痛が
「内臓からきている可能性」は意外と多く存在します。
以下に、その代表的な原因を5つご紹介します。
原因①︓腸の不調で坐骨神経痛︖
「腸と神経って関係あるの︖」と思う方も多いかもしれません。
実は、腸(特に S 状結腸や直腸)は、
坐骨神経や腰椎のすぐ近くに位置しており、
腸が張ると神経を圧迫しやすくなるのです。
便秘や過敏性腸症候群によって腸が膨張すると、
物理的に坐骨神経を刺激し、
痛みやしびれの原因になることがあります。
また、腸の動きが悪いと血流やリンパの流れも滞り、
その近くにある腰部への血流も悪くなり、
炎症が治りにくくなるため、
痛みが慢性化しやすいのです。

原因②︓月経や子宮のトラブルで坐骨神経痛︖
女性特有の内臓の変化も坐骨神経に影響します。
月経痛や子宮内膜症、
子宮筋腫などによって骨盤内の血流や神経圧迫が起きることで、
坐骨神経痛のような症状を引き起こすことがあります。
特に、生理前後に痛みが悪化する場合は、
婦人科系の不調を疑う必要があります。
また、男性では前立腺の炎症や肥大が
坐骨神経に影響を与えることも‥。
内臓への理解がある整体師のもとで
原因を見極めることが重要です。
原因③︓肝臓の疲れで坐骨神経痛︖
東洋医学では、肝は「筋をつかさどる」臓器とされています。
これは、肝臓や胆のうの働きが筋肉の柔軟性や
関節の動きに影響を与えるという考えです。
現代でも、肝臓が疲れると代謝や解毒機能が低下し、
筋肉や関節に乳酸などの疲労物質が
溜まりやすくなることが知られています。
その結果、股関節の可動性が落ち、
坐骨神経が圧迫されやすい姿勢になることがあるのです。
特に、デスクワークや過度な飲酒、
ストレスなどで肝臓が疲れている方は注意が必要です。
肝臓が疲れることによって、
わかりやすいものでいうと「肌トラブル」があります。
顔がくすむ、黄疸っぽくなる、シミが増える、
吹き出物ができるなどは、肝臓が疲れているサインです。
原因④︓腎臓疲れで坐骨神経痛︖
腎臓は、東洋医学で「骨・腰・神経を支える臓器」とされています。
慢性的な疲労や冷え、加齢などで腎のエネルギーが落ちると、
「腰が抜けるような痛み」や
「脚のだるさ」「坐骨神経痛」といった症状が
現れることがあります。
また、腎臓の機能が低下すると体液バランスが崩れ、
神経が過敏になったり、炎症が治まりにくくなることもあります。
腎臓を温めたり、背中(腰のあたり)への施術で
改善するケースも多く見られます。
腎臓が疲れることによって、
わかりやすいものでいうと「腰の叩打痛」があります。
腰の叩いたときの痛みがある際は腎臓が疲れているサインです。

原因⑤︓ストレスによるホルモンバランスの乱れ
現代人に多いのが、ストレスによる
ホルモンの乱れが原因の坐骨神経痛です。
ストレスが慢性化すると、副腎が疲弊し、
抗炎症ホルモン「コルチゾール」の分泌が低下します。
これにより炎症が治りにくくなり、
坐骨神経痛が慢性化・悪化することもあります。
また、ストレスによって自律神経が乱れ、
内臓の働き自体も低下するため、
「内臓と神経」
の両方から坐骨神経痛が助長される
悪循環に陥る可能性があります。

3.坐骨神経痛がなかなか治らない方へ…
「治療してもよくならない」
「レントゲンや MRI では異常がない」そんなときこそ、
内臓のケアに目を向けてみてください。
セルバスでは、腸や子宮、肝臓、腎臓といった
内臓へのアプローチを専門的に行う整体を提供しています。
内臓にやさしくアプローチすることで、
身体の内側から神経への圧迫や炎症を軽減し、
根本的な改善を目指します。
また、セルフケア方法や生活習慣の
見直しもサポートしています。
4.おわりに
坐骨神経痛の原因は「腰」だけではありません。
腸や子宮、肝臓、腎臓、そしてストレスによる内臓の不調が、
神経や筋肉、骨格に影響を及ぼしている可能性は少なくないのです。
病院やマッサージで改善しない場合は、
ぜひ一度、「内臓からのアプローチ」を取り入れてみてください。
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