③ 胃の消化力不足によるタンパク質の暴走︕︖
消化不良もアレルギーを引き起こす要因のひとつです。
特に、胃の消化力が低下すると、
食物中のタンパク質が十分に分解されず、
大きな分子のまま腸に届きます。
しっかりと消化されたアミノ酸レベルの分子であれば、
腸内で適切に吸収されます。
しかし、未消化のタンパク質が腸壁を通過すると、
これもまた、免疫系が「異物」として認識し、
アレルギー反応を引き起こすことがあります。
対策
・よく噛んで食べる(消化酵素の分泌を促す)
・胃酸の分泌をサポートする(レモン水やリンゴ酢を食前に摂取)
・発酵食品を取り入れる(消化を助ける乳酸菌が含まれる)
当院としては、胃の活動を助ける「センブリ茶」をオススメします。
食後に飲むことでより胃を助ける効果が期待できます。

④ 小麦・乳製品による腸内環境悪化→アレルギー
小麦に含まれる「グルテン」や
乳製品に含まれる「カゼイン」は、
アレルギーや炎症を引き起こしやすい成分として
注目されています。
これらのタンパク質は
日本人の体質に合わないせいで消化しにくく、
腸内環境を悪化させることがあります。
特に、グルテンはリーキーガット(腸漏れ症候群)を
引き起こしやすく、自己免疫疾患やアレルギー症状を
悪化させることが知られています。
また、カゼインは一部の人にとって消化が難しく、
腸内に炎症を起こすことがあります。
対策としては、胃腸の調子が悪い時だけでいいので、
小麦や乳製品を意識的に控えることがオススメです。
代用の食品としては、以下がおすすめ
・小麦の代用食品
・米粉(パンやお菓子作りに)
・そば粉(そばやクレープに)
・オートミール(パンケーキやシリアルに)
・タピオカ粉(もちもち感を出すのに)
・玄米(主食として)
・ギー(精製バター)(乳糖が少なく、消化に優しい)
これらの代用食品を取り入れることで、
胃腸に負担をかけずに栄養バランスを
整えることができます。

写真はオートミール
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